泥棒被害が一番多い曜日はいつ?空き巣が狙う時期もチェック

防犯
監修者
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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「空き巣は夜間に入るもの」と考えていませんか?実は、侵入犯罪には曜日や季節ごとに明確な発生傾向があります。自宅の防犯対策を強化するには、こうしたデータを把握したうえで「備える姿勢」が重要です。本記事では、警察庁の統計などをもとに、泥棒被害が多い曜日や時期の傾向をまとめ、「いつ、どんなときに特に注意すべきか」を解説します。防犯意識を高めるヒントとして、ぜひご覧ください。

泥棒被害が多い曜日は?

警察庁の犯罪統計によると、住宅を狙った侵入窃盗(空き巣など)の認知件数が最も多いのは 月曜日。「留守が多く、生活リズムが崩れがちな週の始まりが狙われやすいタイミング」とされています。平日全体で件数が多く、週末は比較的少い傾向です。

一方、別の資料では 金曜日が最多というデータもあり、年や地域によって違いが見られる点は留意が必要です。


空き巣被害が増える時期はいつ?

令和4年版の「犯罪白書」によると、住宅侵入窃盗の発生件数が最も多くなるのは 10月~11月。行楽シーズンで外出する家庭が増えることや、気候がよく窓を開けやすいことが要因とされています。

また、3月・8月といった学校が長期休暇に入る時期や、梅雨の時期(雨天が多い時期)も、警戒が薄くなりがちなため被害が多いとされています。


犯行発生が多い曜日と時期をまとめると…

内容傾向・理由
最も被害が多い曜日月曜日が最多。平日は全般的に多く、週末は比較的少ないが油断は禁物。
代替データの例金曜日最多とする資料もあり、統計によって違いがあるため複数の視点を持つ必要あり。
被害が増える時期10~11月がピーク。行楽・気候の良さによる外出や窓の開放などが影響。
その他注意すべき時期長期休暇(3月・8月)や梅雨時期にも留守・薄暮化などにより被害増。

防犯対策への応用ポイント

  • 週明けの月曜日や金曜日など、警戒曜日をカレンダーで共有し対策強化
  • 10~11月、長期休み、雨が続く梅雨時期はいっそうの戸締り徹底や見回りを
  • 簡単なことでも「見える対策」が重要—防犯カメラやセンサーライトの活用が効果的
  • ご近所との連携や、不審者・不審車両の情報交換で地域全体の安全性を高める

まとめ

  • 曜日別傾向:警察統計では月曜日が最も多く、平日の住宅侵入窃盗は比較的多い傾向。
  • 季節的傾向:10~11月が空き巣被害のピークで、3月・8月・梅雨時期にも注意が必要。
  • 防犯対策:カレンダーと照らし合わせた防犯意識の呼びかけ、季節・曜日ごとの対策強化が重要。

統計を押さえておくことで、狙われやすい時期・曜日を“先読み”し、適切な対策を取ることができます。ちょっとした意識改革と工夫が、住宅の安全性を大きく向上させます。