監視カメラと防犯カメラの違いは?特徴も解説

防犯
監修者
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

竹村 直浩をフォローする

街中や店舗、オフィスなど、さまざまな場所で見かけるカメラには「監視カメラ」と「防犯カメラ」という名称があります。見た目は似ていますが、設置目的や機能には明確な違いがあります。この記事では、監視カメラと防犯カメラの違い、特徴、設置する際の選び方について詳しく解説します。

監視カメラと防犯カメラの違い

監視カメラと防犯カメラは、設置目的や利用方法が異なります。

項目監視カメラ防犯カメラ
主な目的状況や行動の監視犯罪の抑止・証拠記録
設置場所工場、施設、オフィス、交通機関など店舗、住宅、駐車場、公共施設
映像の利用業務管理や安全確認犯罪発生時の証拠提出
設置目立ち度目立たないように設置する場合が多い威嚇効果を狙い目立つ場所に設置
記録方法常時録画やモニタリング必要時のみ録画やイベント録画

監視カメラの特徴

監視カメラは主に状況把握や業務管理を目的としています。

特徴解説
業務効率化作業現場や施設内の状況をリアルタイムで確認できる
安全管理危険エリアの監視や作業者の安全確認に活用
証拠能力は限定的犯罪抑止よりも状況記録が目的
隠し設置も可能監視対象が意識しない形で設置できる

工場やビル管理など、業務運営に直結する用途が多いのが特徴です。


防犯カメラの特徴

防犯カメラは犯罪の抑止や証拠収集を主目的としています。

特徴解説
犯罪抑止効果目立つ場所に設置することで侵入や窃盗を防ぐ
証拠記録事件発生時に警察へ映像提供が可能
高画質モデルが多い犯人特定のため鮮明な映像が求められる
センサー連動動きや音を感知して録画を開始する機能がある

住宅や店舗、駐車場など、不特定多数が出入りする場所に適しています。


設置場所による使い分けのポイント

設置場所適したカメラ理由
工場や作業現場監視カメラ業務状況や安全管理を重視
商業施設や駐車場防犯カメラ犯罪抑止と証拠確保が必要
オフィス監視カメラ入退出管理や社員行動の把握
一戸建て・マンション防犯カメラ侵入防止と証拠記録を目的

設置目的が防犯か管理かによって、選ぶべきカメラが変わります。


まとめ

監視カメラは業務や状況の監視、防犯カメラは犯罪の抑止と証拠記録を目的としています。見た目が似ていても目的や設置方法が異なるため、設置前に目的を明確にして適切なタイプを選ぶことが重要です。適切な使い分けを行うことで、安全性と管理効率を最大限に高められます。