ソーラー型防犯カメラのメリットは?デメリットも解説

防犯
監修者
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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防犯対策の一つとして注目されているのが、太陽光発電を利用するソーラー型防犯カメラです。電源工事が不要で設置場所を選ばないなど、多くのメリットがありますが、一方で設置環境や使用条件によってはデメリットも存在します。本記事では、ソーラー型防犯カメラの特徴、メリットとデメリット、導入時の注意点をわかりやすく解説します。

ソーラー型防犯カメラとは

ソーラー型防犯カメラは、太陽光パネルで発電し、その電力で動作する防犯カメラです。発電した電力は内蔵バッテリーに蓄えられ、昼夜を問わず稼働します。商業施設や駐車場、農地など、電源が確保しにくい場所での設置に適しています。


ソーラー型防犯カメラのメリット

以下の表は、主なメリットとその内容です。

メリット内容
電源工事不要配線工事が不要で、電源のない場所にも設置可能
設置場所の自由度が高い屋外のさまざまな場所に柔軟に設置できる
停電時も稼働太陽光とバッテリーで稼働するため停電の影響を受けにくい
電気代がかからない自家発電のためランニングコストを抑えられる
環境に優しい再生可能エネルギーを活用し、CO₂排出削減に貢献

ソーラー型防犯カメラのデメリット

メリットが多い一方で、使用条件や環境によっては以下のようなデメリットもあります。

デメリット内容
日照条件に左右される太陽光が十分に当たらないと発電・稼働時間が短くなる
天候の影響雨や雪の日が続くと充電不足になる可能性
初期費用が高めソーラーパネルやバッテリー込みのため有線型より高額な場合がある
設置環境の制限日陰や屋内など太陽光の入らない場所には不向き

導入時の注意点

ソーラー型防犯カメラを効果的に運用するためには、以下の点を意識しましょう。

設置場所の選定

  • 一日を通して日照時間が長い場所を選ぶ
  • 木や建物の影にならない位置に設置する

バッテリー容量の確認

  • 使用目的に応じて十分な容量を持つバッテリーを選ぶ
  • 夜間や悪天候が続いても稼働できる容量が望ましい

メンテナンス

  • パネル表面の汚れを定期的に清掃
  • バッテリーの劣化具合を定期チェック

まとめ

ソーラー型防犯カメラは、電源の確保が難しい場所でも設置でき、停電時にも稼働するなど、多くのメリットがあります。ただし、日照条件や設置環境によっては十分な性能を発揮できない場合もあるため、導入前にはメリットとデメリットをしっかり比較検討することが大切です。適切な設置場所と運用方法を選べば、効果的な防犯対策として活用できます。