「自宅やオフィスに盗聴器が仕掛けられていないか心配…」そんな不安を感じることはありませんか? 最近では小型化・隠蔽性の高い盗聴器も増え、市販グッズやスマホだけでは対処が難しいケースもあります。この記事では、自分でできる基本的な盗聴器の発見方法と、調査時の注意点、さらにはより確実な対策としての専門家依頼について解説します。まずは手軽にできるチェック方法からはじめてみましょう。
自分でできる「盗聴器発見」の基本4ステップ
自力で盗聴器を探すには、以下の4つの方法を段階的に取り入れるのがおすすめです。
1. 目視によるチェック
家具の裏、コンセント、延長コード、置物、文房具や電源タップ、壁や天井の小さな穴などを入念に確認し、不自然なものがないか探します。
特に「自分で用意した覚えのないもの」には要注意です。
2. FMラジオを活用した電波チェック
アナログ式の盗聴器(FM送信タイプ)の場合、ラジオでその音声が聞こえる可能性があります。
テレビ音などを流しながら、静かな状態でラジオの周波数をゆっくり変えて音が重なる帯域を探します。音が強くなる場所が“怪しいゾーン”です。
3. 市販の発見器・広帯域受信機の使用
FM波だけでなく、高周波帯域の電波を検知できる盗聴器発見器を使うことで、より広い範囲を調査できます。
LEDやブザーで反応を知らせるモデルが主流です。
4. プロによる盗聴器発見サービスの活用
自分での発見に限界を感じたら、専門業者に調査を依頼しましょう。
高性能な機器や知識を持ったプロによる調査は、玄人レベルの盗聴器にも対応可能です。
自分で調査するときの注意点まとめ
注意点 | 内容 |
---|---|
調査前に電源を切る | 外部電波や自家発生電波が混じるのを防ぐため、スマホ・テレビ等はOFFに |
すぐに盗聴器を取り除かない | 証拠隠滅や後続対応の妨害にならないよう、まずは位置特定を優先する |
市販機器には誤検知の可能性あり | 安い機器は精度が低いこともあるため、結果は複数の手段で裏付けること |
最新型デジタル盗聴には対応不可な場合も | Wi‑Fiや携帯通信系の盗聴は検知が難しいことを念頭に置く必要あり |
専門家に依頼する際のポイント
プロに依頼するときは、以下の点に注意しましょう。
- 調査内容と料金の明示:調査範囲・使用機器・時間・料金を明確に確認
- 撤去支援・警察対応の有無:盗聴器発見後の対応も含めたサポート体制を確認
- 調査結果の報告形式:調査報告書の提出があるかどうか確認
- 信頼できる業者かの確認:実績や資格、口コミなどをチェック
まとめ
- 自力での発見には「目視」「FMラジオ」「市販機器」の3ステップ推奨
- 自分だけで対応する際は、「誤検知」「証拠隠滅」などのリスクに注意
- 精度の高い調査を希望するなら、専門業者への依頼が安心策
- 重要なのは「前向きな防犯意識」。不安を感じたらまず自分で調べ、必要に応じてプロへ相談することが安心への近道です。
安全な空間を守るために、まずはできるところから取り組んでいきましょう。