オートロック物件での置き配は?注意点も解説

防犯
監修者
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

竹村 直浩をフォローする

「不在時でも荷物を受け取りたい」「配達員との接触を減らしたい」といったニーズから、置き配の利用が広がっています。しかし、オートロック付きの集合住宅では「そもそも置き配ができるのか?」と疑問を感じる人も多いはずです。本記事では、オートロック物件で置き配を利用する際の可否や、トラブルを防ぐための注意点について詳しく解説します。

オートロック物件でも置き配は可能なのか?仕組みを確認しよう

オートロック物件では、建物のエントランスが施錠されており、宅配業者が自由に出入りできないケースが多くあります。そのため、一般的な戸建て住宅とは異なり、置き配が制限される場合があります。

項目内容
エントランスの施錠宅配ボックスや管理人のいない物件では、配達員が建物内に入れないことが多い
配達可能エリア建物外(エントランス前)や管理人室前など、建物内部ではない位置に限定されることがある
配達業者との連携置き配を希望する際は、事前に置き場所をアプリや備考欄で明記しておくとスムーズ

オートロックがあるからといって必ずしも置き配不可というわけではありませんが、制約がある点を理解しておく必要があります。


オートロック物件で置き配を利用する際の注意点とは?

オートロック付きの物件で置き配を利用する際には、いくつかのリスクやトラブルが想定されます。それを未然に防ぐためにも、以下のポイントに注意することが重要です。

注意点解説
紛失や盗難のリスク置き配場所が屋外になると、通行人の目に触れやすく、盗難のリスクが高まる
建物のルール違反管理規約で置き配が禁止されている場合、トラブルや注意の対象になることがある
他の住民への配慮通行の妨げになる位置や共用部に荷物を置くと、住民同士のトラブルにつながる可能性がある
雨天や日差しによる劣化屋根のない場所での置き配は、荷物が濡れたり日焼けするリスクがある

トラブルを避けるには、指定場所を明確にし、できるだけ短時間で受け取れるような工夫が必要です。


オートロック物件における置き配対策・便利な設備とは?

近年では、オートロック物件においても置き配に対応できる設備や仕組みが登場しています。これらを活用することで、安全性と利便性を両立させることが可能です。

対策・設備解説
宅配ボックスの設置入居者が不在でも安全に荷物を受け取れる設備で、多くのマンションに導入が進んでいる
管理人による対応管理人在駐の物件では、荷物の一時預かりや置き配の仲介が可能な場合がある
スマートロックの導入特定の配達業者にのみ解錠許可を出せるシステムで、安全な置き配を実現
AI監視カメラの活用玄関前やエントランスの監視を強化し、荷物の盗難やトラブルの抑止につながる

これらの設備が整っている物件を選ぶことで、置き配の利便性をより高めることができます。


まとめ

オートロック物件でも、置き配は状況によって可能です。ただし、建物の構造や管理規約、設備の有無によって制限やリスクも伴うため、安易に置き配を選ぶのではなく、ルールと安全性を十分に確認した上で利用することが大切です。

置き配を希望する場合は、事前に管理会社や配達業者と連携を取り、トラブルのないスマートな受け取り方法を実現しましょう。