【2025年版】警備員の日給の相場はどのくらい?

警備員
監修者
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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警備員の仕事に興味があるけれど、実際の報酬がどのくらいなのか気になる方も多いのではないでしょうか。2025年現在、警備員の給与水準は現場や勤務時間によって大きく異なります。この記事では、警備員の日給の相場について、地域や勤務形態ごとの違い、さらに手当や働き方の選び方まで詳しく解説します。

警備員の日給相場の基本

日給制が主流、時給制や月給制も一部あり

警備員の給与体系は、日給制が基本です。これは勤務時間が現場によって変動しやすいことや、短期・単発の仕事も多いことが理由です。

給与形態内容
日給制一日単位で報酬が支払われる。最も一般的な給与形態。
時給制シフト制など、労働時間が明確な場合に採用されやすい。
月給制正社員や常勤契約の警備員で見られる。安定志向の人に向く。

2025年の警備業界全体の動向として、最低賃金の上昇にともなって、日給もやや高騰傾向にあります。


勤務内容別の日給相場

業務内容によって報酬に差が出る

警備員の業務は大きく分けて、施設警備・交通誘導・イベント警備・機械警備の4つがあり、それぞれに応じて報酬が異なります。

警備種別主な仕事内容日給相場(2025年)
施設警備商業施設やオフィスビルの常駐警備約8,000円〜11,000円
交通誘導工事現場や駐車場での車両・人の誘導約9,000円〜13,000円
イベント警備スポーツ・音楽イベントなどの混雑管理約8,500円〜12,000円
機械警備防犯機器の対応、出動などの業務約9,000円〜14,000円

特に交通誘導や機械警備は、夜勤手当がつくとさらに高額になる傾向があります。


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地域別の日給相場の違い

都市部と地方で差が生まれる理由

警備員の報酬は、地域によっても大きく異なります。都市部では需要が高く、日給もやや高めに設定されています。

地域日給相場(例)
東京・神奈川10,000円〜14,000円
大阪・名古屋9,000円〜12,000円
地方都市8,000円〜11,000円
農村・山間部7,500円〜10,000円

首都圏では公共工事や大型商業施設の警備ニーズが高く、経験者の確保を目的に高待遇を設定している企業が多く見られます。


夜勤や資格でさらに上がる給与

条件次第で高収入も狙える

警備員の報酬は、夜勤手当や資格手当によってさらに加算されるケースが一般的です。

加算要素内容
夜勤手当深夜時間帯(22時〜翌5時)は割増賃金が支給されることが多い
資格手当警備業法に基づく国家資格(例:交通誘導警備2級)保持者に支給
連続勤務手当長期シフトをこなすことでボーナス的な支給がある企業もある
特殊勤務手当危険を伴う現場や、VIP対応などに支給されることがある

実際、資格を持ち夜勤や連勤も可能な人は、月収30万円以上を安定して得ているケースもあります。


警備員の仕事で収入を最大化するには?

賢く働くことで安定と収入を両立

報酬を高めたい場合、勤務エリア・時間帯・資格取得の3点を意識することが重要です。

工夫ポイント解説
勤務地を選ぶ首都圏や都市部を選ぶことで、日給単価を上げやすい
夜勤を取り入れる日勤より割増賃金が出るため、同じ時間でも効率よく稼げる
資格取得に挑戦する国家資格の取得で、求人選択肢と報酬アップの両方が狙える
長期現場を選ぶ安定した勤務が得られる現場を選べば、収入の波も小さくなる

また、実績がつくことで昇給や正社員登用につながるケースもあり、長期的なキャリア形成にも役立ちます。


まとめ

2025年現在の警備員の日給相場は、8,000円から14,000円程度と幅があり、業務内容・勤務時間・地域・資格などによって変動します。夜勤や資格手当などを組み合わせれば、さらに高収入を目指すことも可能です。これから警備業界に挑戦したい方は、自身のライフスタイルや目標に合わせて、最適な働き方を見つけましょう。