安全靴とは?警備員は必要?

警備員
監修者
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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安全靴は、現場作業や警備業務に従事する人々の足元を守る重要な装備です。とくに警備員にとっては、長時間の立ち仕事や突発的な危険への備えとして適切な靴選びが不可欠です。本記事では、安全靴の基本的な特徴から、警備員にとっての必要性、選び方のポイントまで詳しく解説します。

安全靴とは?その基本的な役割

足元の安全を守るプロフェッショナルギア

安全靴とは、足先の保護を目的としてつくられた作業用の靴であり、つま先に硬い芯(先芯)が入っているのが最大の特徴です。主に建設業や製造業で使用されていますが、警備員など危険と隣り合わせの職種でも着用が推奨されています。

特徴内容
先芯鋼製または樹脂製で、落下物から足を守る
耐滑性滑りにくいソール設計で、雨の日や濡れた床でも安全
耐衝撃性足への衝撃を吸収し、疲労軽減とけがの予防につながる
耐油・耐薬品性作業環境に応じて油や薬品に強い素材を採用した製品もある

機能性と耐久性を備えており、過酷な業務環境に対応するために設計されています。


警備員にとって安全靴は必要か?

現場の性質によっては必須

警備員の業務にはさまざまな現場が存在し、道路工事現場や大型施設、イベント会場などでは転倒や落下物などのリスクが常にあります。こうした環境では、安全靴の使用が非常に有効です。

現場タイプ安全靴の必要性
工事現場付近高い:重機や建設資材の落下リスクがある
イベント・催事会場中程度:雑踏や機材の運搬による足元の危険がある
商業施設警備低め:環境は整備されているが、非常時に備えて装備しておくと安心
夜間巡回警備高い:視界が悪く、突発的な障害物がある可能性がある

特に夜間や屋外の巡回警備では、安全靴の着用が事故防止に直結するため、装備としての導入が推奨されます。


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警備員が安全靴を選ぶ際のポイント

快適性と安全性のバランスが重要

警備員は長時間の立ち仕事や歩行が多いため、ただ「丈夫」なだけでは適していません。以下の点に注意して選ぶことが大切です。

選定ポイント解説
重さ軽量モデルを選ぶことで長時間の使用でも疲れにくくなる
通気性通気性が良い素材を使用しているものは蒸れにくく、快適な着用感を保てる
クッション性インソールやソールに柔軟性があり、足腰への負担を軽減
デザイン性制服との相性や見た目も重要であり、黒やグレーなど目立たない色が多く採用されている
耐久性・メンテナンス性頻繁に履くため、素材の強さや汚れにくさ、手入れのしやすさも選定基準となる

また、防水性のあるモデルを選ぶことで、天候の変化に強く対応できます。


安全靴の種類と特徴

用途に応じた多様なタイプ

安全靴にはさまざまな形状と機能のバリエーションがあります。警備員に適したものを理解するために、主要なタイプを整理してみましょう。

種類特徴
ローカット軽量で動きやすく、一般施設や巡回警備に向いている
ハイカット足首までしっかり保護でき、屋外や工事現場向き
スリッポン型脱ぎ履きがしやすく、室内警備や待機所勤務に最適
防寒仕様冬場の屋外勤務に対応できる内張り付きタイプ

現場のニーズに合わせて、最適なモデルを選ぶことが現場の安全性と快適性を高めるポイントです。


まとめ

安全靴は、警備員が安心して業務を遂行するための基本装備のひとつです。とくに外部の影響を受けやすい現場や、長時間の勤務が想定される場合には、足元の安全対策は非常に重要です。自身の担当業務や勤務環境に応じた靴選びを行い、安全性と快適性の両立を図りましょう。