警備員の一日のタイムテーブルって?仕事内容も解説

警備員
監修者
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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警備員の仕事に興味があるものの、「一日のスケジュールが分からない」「どのような業務をしているのかイメージできない」といった声も多く聞かれます。実際の警備員の一日は、勤務場所や業務内容によって異なりますが、ある程度決まった流れがあります。本記事では、警備員の一般的な一日のタイムテーブルと、その中でどのような業務を行っているのかについて詳しく解説します。

警備員の基本的な勤務形態と業務内容の違いを理解する

警備員の勤務形態は、勤務先や業務内容によってさまざまです。代表的な勤務形態は「日勤」「夜勤」「24時間勤務」などがあり、それぞれの役割や仕事内容も異なります。以下は主な警備業務の種類です。

業務種別主な仕事内容勤務時間の傾向
施設警備ビルや商業施設の巡回、受付監視など日勤・夜勤・交代制
交通誘導警備工事現場での車両・歩行者の誘導昼間勤務が中心
雑踏警備イベントや行列の整理・案内などイベント時間に合わせた変則勤務
輸送警備現金や貴重品の運搬・監視日中の勤務が多い

どの勤務でも、開始前には必ず「引継ぎ」や「装備の点検」などが行われ、安全第一の姿勢で業務にあたることが求められます。


警備員の一日のタイムテーブル例(施設警備・日勤の場合)

施設警備の日勤スケジュールは比較的安定しており、以下のような一日の流れになります。

時間帯業務内容
8:30出勤・制服着替え・朝礼参加・引継ぎ事項の確認
9:00施設内の巡回業務(館内・外周・設備点検など)
11:00受付業務や監視カメラの確認
12:00昼食・交代制での休憩
13:00巡回再開・不審物の有無確認・来客対応
15:00モニター監視・設備確認・報告書の記録作業
17:30最終巡回・次の勤務者への引継ぎ準備
18:00勤務終了・退勤

このように、巡回、受付、監視の業務がバランスよく含まれており、定時退勤が可能なことも多いです。


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夜勤や24時間勤務の警備員のタイムスケジュールの特徴と違い

夜勤や24時間勤務になると、業務の流れは以下のように変化します。特に夜間は人の出入りが少ないため、監視業務が中心となります。

時間帯夜勤業務例(施設警備)
17:30出勤・引継ぎ・勤務前点検
18:00館内巡回・扉の施錠確認
20:00モニター監視・報告作業
23:00深夜巡回・警報機器のチェック
2:00仮眠・交代で休憩(※シフト制)
5:00最終巡回・朝の清掃確認
8:00引継ぎ・勤務終了

夜勤は集中力を要しますが、落ち着いた環境での勤務が多いため、体力よりも注意力が求められる傾向にあります。


一日の業務を円滑にこなすための警備員としての工夫と心構え

警備員の仕事をスムーズに進めるためには、以下のような意識と工夫が重要です。

  • 時間に正確に行動する
  • 引継ぎ内容を正確に把握し、次の担当者に丁寧に伝える
  • 巡回中の異変はすぐに記録・報告する
  • 体調管理をしっかり行い、常に冷静に対応する

また、事務的な報告書作成や口頭での報告なども日常的に行うため、基本的なコミュニケーションスキルも必要とされます。


まとめ

警備員の一日は、巡回・監視・受付などを軸に構成されており、安全を守るための責任ある仕事です。勤務時間帯や業務内容によって流れは異なりますが、いずれも社会の安心・安全に直結する大切な役割を担っています。これから警備の仕事を始めようと考えている方は、ぜひ一日の流れを把握し、自分に合った働き方を選んでみてください。