交通誘導するときの旗の振り方は?ポイントを解説

警備員
監修者
竹村 直浩

<経営管理のプロ・数多の組織経営>
会計事務所経験からキャリアをスタート。
約30年間にわたりデータベースマーケティング、起業のみらずBPO業務および新規事業の立案に従事。
現在は、自らが代表を務める会社の経営の傍ら、経営管理および新規事業立案等の業務委託を請け負う

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工事現場や駐車場、イベント会場などでよく見かける交通誘導員。歩行者や車両の安全を確保するために、適切な旗の振り方は欠かせません。旗の使い方ひとつで、運転手の理解度や誘導のスムーズさが大きく変わります。この記事では、交通誘導での基本的な旗の振り方や注意すべきポイントについて、わかりやすく解説します。

交通誘導に使われる旗の種類と役割

交通誘導では状況に応じて異なる色の旗を使用します。それぞれの色の旗には明確な役割があります。

旗の色主な用途誘導対象
赤旗停止の合図車両・歩行者両方
黄色旗徐行・注意喚起主に車両
緑旗通行の合図主に車両や歩行者

基本は赤旗による停止の指示ですが、状況によっては黄色や緑の旗を使い分けて、円滑な誘導を行います。


基本的な旗の振り方

停止の合図(赤旗)

旗を肩の高さにまっすぐ持ち、横に大きく広げて静止することで、明確に「止まってください」と伝えます。旗は体の前で真横に構えると見えやすく、運転手に対して強い印象を与えます。

通行の合図(緑旗)

旗を進行方向に向けて、ゆっくりと大きく円を描くように振ります。急ぎすぎず、動きにリズムを持たせることで、ドライバーも判断しやすくなります。

徐行の合図(黄色旗)

体の正面に旗を持ち、上下または左右に小さく振る動作を繰り返します。危険がある場所を通過する際などに「注意して進んでください」と伝える動作です。


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旗の振り方で注意すべきポイント

ポイント解説
動きはゆっくり・はっきりと素早すぎる動作は伝わりにくく、逆に危険を招く可能性がある
体の向きと旗の向きを一致させる誘導方向と体の向きがズレると誤解を招く
常に目を離さない車両や歩行者の動きを注視しながら、瞬時に対応できるようにする
両手を使って明確に伝える旗と併せて手や体の動きも使うことで、意図をより伝えやすくする

誘導動作は「誰に」「どこへ」「どうしてほしいのか」を正しく伝えるためのコミュニケーションです。


まとめ

交通誘導における旗の振り方は、安全を守るための重要な技術です。色の使い分けや動作の正確さ、そして現場での状況判断が求められます。基本動作をしっかり習得し、落ち着いて実践することで、信頼される誘導員を目指しましょう。